旧「メルボルンに暮らす団塊世代が伝えるオーストラリアのゴルフ周辺見聞記」を拡大して、「…スポーツ周辺見聞記」 と改題しました。サッカー、ラグビー、競馬など手を広げます。お楽しみに。
バブルと日本型ゴルフ場
バブルと日本型ゴルフ場

バブルが華やかな頃或るマンション開発の大手の企業がパーム
メドウスゴルフ場をゴールドコースト(GC)に建設した。
当時のGCにはそれなりに満足できるゴルフ場は数が少なく、
またビジターを十分に受け入れる態勢になかった。

ゴールドコーストの中心からほど近い内陸部のカラーラに簡素な
カーレース場があり、それを買収しその地域を中心にゴルフ場の
会員権と宅地をセットにして開発されていた。

コースの設計者である豪州人プロゴルファー グラハムマーシュは、
中国製品進出と打放し練習場
中国製品進出と打放し練習場

Burwood Roadを東へダンデノン山塊に向かい
Vermont Southにゴルフ打ち放し練習場
(Driving Range)があった。

将に打ち放しで左右の広がりも十分にある。ゴムマット
からだけでなく、芝生の上からも打てるのでより実戦に
近く多くのゴルファーに人気があった。

料金は大バケツ(かなりの個数が入っている)でも$12
程度(1000円)と手頃だった。受付の木製小屋はお粗末
だが、こちらは安く打てさえすれば満足なのだ。

融通無碍のゴルフクラブ
融通無碍のゴルフクラブ

その昔、シドニーの郊外の田園の街カムデンに飛行機操縦の練習に出掛け
たときRSLクラブのゴルフ場の近くを通りかかった。朝に一乗りして次
の搭乗までには4時間ほどもあるため思いついてゴルフをハーフほどプレ
ーすることにした。
車のトランクには前日のゴルフで、バッグが積んだままだ。全て揃
っているから好都合だった。
その日は至極好天。かなり暑く気温は35から40度の間であった。

RSLは在郷軍人会の英語名の略で、その名の通り昔は日本兵とも戦った
退役軍人のメンバーが中心となっている。あちらこちらにクラブ施設が
ある。

自分にあったクラブを求めて
自分にあったクラブを求めて

オーストラリア人とは云えども、体型や身長は千差万別。日本人
だってそうだ。ましてや自分の振り方にあったクラブを探すのは
幸運や出会いに左右される。
このクラブ探しにもう少し科学性を持たせようとするのが、メルボ
ルンのあちらこちらにあるゴルフクラブの専門店だ。背筋力やヘッド
スピードなどデータを集めて、専門家がこんなクラブが貴方には
向いていますよと具申してくれるのだ。
日本では、痒いところに届くように各メーカーが競ってあれこれ
クラブを出している。市場規模の小さな豪州ではそういう訳には
行かない。このテーラーメードで造るクラブは、ぴたりと
はまると、これ以上のものは無いほどになるそうだ。

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ゴルフクラブ不満症
ゴルフクラブ不満症

メルボルンのゴルフ場には例外なくプロショップがある。
スタート前に料金を支払い、サンドイッチや飲料を仕入れる
場所であるだけでなく、ゴルフのクラブ、ボール、靴、グローブ
衣料、バギィカートなどあれこれ販売している。

こういった場所には中古のクラブが好く売られている。メンバー
が使用してどうも使い勝手が好くない、自分には合わないと
買い換えられて中古市場にでてくるらしい。

新品クラブを大枚はたいて購入するより、先ずはこういった
値段も手頃なクラブにオーストラリア人は関心があるようだ。
ラウンド前に相談すると殆どの場合貸し出してくれる。半日でも
実際に使い心地を試してから買えるわけだ。これは助かる。
それでも自分に合わないときは致し方なく、自分のスウィングに
身長に、体型に、背筋力などに合ったゴルフクラブを求めて
更にさすらうことになる。
人の持っているクラブに対抗したり、大の大人が稚気溢れる
ことを止めることができない。永遠のビョーキである。
お金のかかることであるが、ゴルフクラブ不満症と言うビョーキ
の前には、半分楽しみでもあるのだから何とも致し方ない。

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Bloody Japs !

Bloody Japs.

日本人だけでなく、韓国人もゴルフ好き人種だ。
近くでみればどことなく違うのだが、遠目では日本人と変わ
らない体型と風情だ。
ゴルフに熱中するアジア人は日本人と決め込む豪州人が昔は
多かった。
日本のゴルフ料金のべらぼうな高さや、キャディを伴う接待
ゴルフ文化などの違いが好く話題に上っていた。
バブルが弾けた後は、それほどでもなくなった。

日本人でもなんでもゴルフのエチケットに問題のある人は居る。
ある時、韓国人ゴルファーがサンドリングハムゴルフ場に2組
8人できていた。
1番のティグラウンドの近くで素振りをしたり、声高に話した
りその場の状況など意に介さない様子だった。

ティアップしスタート時のオーストラリア人が、不愉快な表情で
其方を見やっていたが、とうとう、

Why don't you shut up, bloody Japs !

と叫んだのだ。韓国人の一団は静かになったものの、いいえ私ら
は韓国人です。日本人ではありません。と言うはずもない。
そこに居合わせた私たちは、何とも面白くない。無実の罪である。
それくらい1980年代はゴルフ場に日本人が多かった。

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日本人ゴルファーの集まるゴルフ場
日本人ゴルファーの集まるゴルフ場

サンドリングハムゴルフ場は昔から日本人に友好的で予約など
で便宜を図ってくれるから日本人の利用が多い。
メルボルンの日本人村であるブライトン地区にも近く、付近には
ゴルフの練習場もある。
平日は駐在員の奥さん達が、週末は亭主達が集まる。

この地域はサンドベルトと呼ばれ、その名の通り砂地の地質
であるために水捌けがとても好い。少々の雨でもぬかるむこと
は無い。このサンドベルト上には、いくつもの名門プライベート
ゴルフクラブがある。実にゴルフ場銀座だ。

サンドリングハムゴルフ場の一部はその昔ローヤルメルボルン
ゴルフクラブであったという。つまりお隣は、あの有名なローヤル
メルボルンゴルフクラブである。そんなことで、パブリックとは
云えども地の利はすこぶる好い。

冗談めかしてローヤルサンドリングハムと呼んだりする。
日本人の多くが此処でゴルフを楽しみ、楽しんだことから
いわばメルボルンにおける日本人ゴルフのメッカなのだ。

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殴られたゴルフ場マネジャー
殴られたゴルフ場マネジャー

また、アルバートパーク湖ゴルフ場での話。ある時マネジャー
が目の周りが腫れて黒くなっていた。数日前に事件に遭った
とかで憮然としている。訊けば、予約も登録もしていなかった豪州人の若い男が
途中からコースに割り込んだと訴えがあったので、出向いて咎めたら、これがとんと意に介さぬ悪漢で、押し問答の
なかでパンチを喰らったのだとか。

パブリックコースには、こういう手合いが居るから困ると、頬を
さすりながら、ぼやく。公徳心からみると、その点日本人は
もう少し協調的で無謀なことをすることは少な目かなと思う。

その後間もなくこのマネジャーは、辞めてしまい、何処かの
プライベートコースに勤めているという。
パブリックコースでのプレーを通して豪州人と交流し観察すると
豪州社会のあれこれがみえてくる。

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ゴルフ領事
ゴルフ領事

今は街の中心に引っ越してしまったが、以前メルボルンの
総領事館はアルバートパーク湖ゴルフ場と目と鼻の先にあった。

新任の領事がひとり或る省から出向してきた。
総領事館に来ている領事の出身は、外務省以外が多い。

もちろん総領事は外務省からのちゃきちゃきの外交官である。
で、この領事、折角の地の利を活かさないのは勿体ないとばかり
一念発起。ゴルフに本格的に取り組んだ。

丁度、そのころに夏時間が始まり通常は日本との時差は1時間が
夏の間は2時間で、盛夏は午後9時近くまで明るいことに目を付
けたのだ。

彼はそれで、早朝にハーフ、仕事の後にハーフで合計1日ワンラウンド
それでは、土日は2ラウンドかと思うだろうが、流石にそれは
無理で1ラウンドずつ、しめて1週間で7ラウンドこれを1ヶ月
近く継続したと聞くから驚きだ。

風貌とは大違いの頑張りやで負けず嫌いであった。テニスにも
それは入れ込んでいた。今頃は、何処でどのようなゴルフを
楽しんでいるだろうか。

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かたき討ちゴルフ
かたき討ちゴルフ

アルバートパーク湖ゴルフ場に通っていた頃、マネジャーと
顔見知りになった。予約などで便宜を図ってくれたり一寸
気難しいところのある男だったが好漢である。

ある時、プロショップで私がスタート時間を確認していたとき、
豪州人ゴルファーが俺ひとりだけど何処かの組に入れてくれない
かな、とマネジャーに話をしていた。

私の数組前に、たまたま日本人三人のグループが居た。マネ
ジャーは、うん一組に空きがあるけれどね
  
Though you don't get much conversation out of them. If you
like.  
( 会話は弾まないだろうけれど、好ければ入る? ー こんな
   感じか )

と言って私を見てにやっと笑ったのだ。 その組に加入!した
豪州人は、果たしてその日はどのようなゴルフだっただろう。
沈黙のゴルフだったかどうかは、知る由もない。

ゴルフ場では、初めて行き会った豪州人たちがいかにも和気藹々と
プレーしている。肩の力が抜けていて良い感じだ。

社交上手で、話題が豊富。初めて会う人間だろうと、会話を楽しむ姿勢が
あるので、同じ組になっても気が重くなることはない。ところが日本人
には、長年探し求めた親の敵にでも行き会ったかの雰囲気のゴルファー
がどうしたことか多い?ようだ。
あまり会話も交わさずにゴルフに取り組む風情が多い。

たかがゴルフ。されどゴルフ。楽しむことが一番。
特にコンペとなると緊張感だけは、プロ並み?のものがある
ほどだ。驚く。

ゴルフで行き会った豪州人と広い話題で交流する日本人が増えて欲
しい。何も日豪間の懸案事項を解決する必要はないのだから。

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F1ゴルフ場
F1ゴルフ場

年に一度メルボルンのアルバートパーク湖にはF1レース
の爆音が響く。

佐藤がホンダのドライバーだった頃の3年前のこと、レース
開始に先だって各ドライバーがオープンカーから大勢の観衆
に手を振って、コースを周回したとき、その佐藤が前に来た。

思わず サトーォと呼びかけると気付いた彼は振り返り
右手の親指を握りこぶしのうえに、ぐっと差し出して
にこっと笑った。爽やかな笑顔が印象的な青年だ。

このメルボルンF1レースコースに隣接してパブリックの
アルバートパーク湖ゴルフ場がある。少し短めだがきちんと
ロングホールも含み18ホールあるのだ。

テレビでご覧の通り、このゴルフ場からは市の中心部の高層ビル
街を近くに望める。東京で云えば、青山通り沿いの神宮外苑あたりに
ゴルフ場があるようなものだ。 加えて湖水の碧と芝生の緑そして
湖畔のシュロの並木のたたずまいがマッチして実に風光明媚だ。
湖は一週すると徒歩で約50分かかり、距離は5−6Km。

F1レース期間の前後数週間は、ゴルフ場は休業、その敷地には
群衆がレースの観戦に訪れる。当然芝が荒れるのだが、これは毎年の
こと、ゴルフ場も慣れたとみえ短期間で修復させるのには感心する。

メルボルンF1の実行委員会からは、いわば賠償金が毎年入る
というから、コースの改修工事にお金を使え改善が進んでいるようだ。

テーマ:F1 - ジャンル:スポーツ

セルフカート
セルフカート

豪州ではセルフカートで回るのが基本。いろいろと工夫を
凝らしたカートが売られている。椅子付きのがあるが
これなどはプレーが滞った時には、一休みできてすこぶる便利。
夏の暑い盛りは、椅子が装備されていると助る。

そう云えばカートには飲み物や、スコアカード、鉛筆、
ティのホルダーも装備されている。
中には傘立てが付いたもの、電動のカートもある。

日本では個人で所有するタイプのカートは大々的に売られて
はいないようだが、より安価なプレー料金の推進のため
には、個人所有のカートをゴルフ場に預けておくであるとか
持ち込んで使用することが許されても好いと思う。

引退後の人間には、ゴルフにかかる費用は大きく懐に響く。
ガソリンスタンドもゴルフもセルフが、これからの姿なのだろう。

テーマ:ゴルフ - ジャンル:スポーツ

板前はゴルフ上手

板前はゴルフ上手


もちろん例外はどのようなことにもある。
メルボルンの日本語月刊新聞、Dengon Netには
毎月のコンペの結果が報告さるが、これを眺めると
いくつも板前氏達のコンペが開催されていることが
判る。

立ち仕事の彼らが何故休日にまで立ち続けたいか
何とも不思議だが。熱心に集まり腕を競っている。
板前諸氏だけでなく安定して好成績を残す夫人達の存在も
ある。

運動神経の好い板前氏が揃ったのだろうか、腕前は大した
ものがあるようだ。

テーマ:ゴルフ - ジャンル:スポーツ

駐在員のゴルフ
メルボルン在住の団塊世代が伝える
   オーストラリアのゴルフ周辺見聞記



さてさて、何やら長ったらしい題名になった。
何故ゴルフ周辺か?とお尋ねですか?

うーん今はもう殆どゴルフをしていないからで、
ゴルフプレーそのものに関係して書くより、
ん十年メルボルンに住み、メルボルンのみならず
豪州のあちこちで見聞したゴルフにまつわる
お話をあれこれ書いてゆきます。

お付き合いのほど、願います。
たかがゴルフ されどゴルフ。

金田武明氏の洒脱且つ良質のゴルフ談義を、その昔
日経新聞紙上で大いに楽しんだ。
金田様には及びもないが、せめて周辺のあれこれを
書いて行きます。乞うご期待。
ゴルフ周辺のあれこれ記事を、楽しんでもらえば
嬉しいのです。


駐在員生活とゴルフ

わたしも昔は駐在員の端くれだった。
仕事に追われる毎日でも週末が来れば何やら
ゴルフになるのが駐在員生活。

ストレス解消と気分転換そして多少のお付き合いの
ソーシャルライフには欠かせない。

メルボルンには日本人会のゴルフ部のコンペの他
ある年代層の集まり、レストランの板前諸君が集まる
コンペなどいろいろある。

兎に角、他にやることはないのかしらと首を傾げるほど
の人気。ゴルフは、好いのだが時間がかかる。
下手がやれば4時間なぞでは先ず終わらない。

途中の引っかかりや、待たされることを含めると5時間を
超えることはしばしばだ。
これが私がゴルフのプレーから遠ざかった原因の一つ。

もう一つ原因がある。
当時日本人会のゴルフでは、叩きすぎるとペナルティ
が科せられた。

誰も沢山叩きたいなんて思いながらプレーはしない。
18番ホールを終える頃には、リンパ液が下がり、
靴もきつく、足腰に ばて がきて這々の体の状態に
なっている。将に漸く終了したといったありさまなの
だ。
辛い思いで我が結果をカードで確認しつつ
役員デスクへ申告の為に向かう。