ワラビース惜しくも南アの飛び道具に破れる
ワラビースとスプリングボックスは、16日に南アフリカ
ケープタウンのニューランズ・スタジアムでトライネーションズ
の第1戦を戦った。
ノーサイド寸前に南アのフランソワ・スタイン選手による
2発のドロップゴールのためにワラビースは19対22で惜敗した。
特に、ドロップゴールの第1発目は、ハーフウエィラインのすぐ
内側ほぼ50メートルの地点、しかも右サイドライン際から蹴ら
れたものだった。
その数分後に、2発目がゴールポスト正面の22メートルライン
付近で蹴られ、これも見事に決まった。
ワラビースは、これまでの試合内容から仕上がりが危惧されたが、
No.12マット・ギトーがトライを奪うなど気合いが入っていた。
ただジョージ・グレガンに彼らしくないノックオンのミスが出るなど
心なしか鋭さに欠けるものがあったのが気掛かりだ。
スプリングボックスは、試合巧者振りとプロフェッショナル・
ファウルが紙一重で同居するかの、したたかさを併せ持つゲーム
運びでワラビースに対しては、速い出だしでプレッシャーをかけ
た、ラインアウトでも高さでワラビースに勝るものがあった。
ワラビースのディフェンスは素晴らしく、南アのドライビング
モールを好く凌いだが、タックルの数が南ア52に対しワラビース
が137であったことからも明白なように大勢として押し込まれ
ていた感は否めない。
レフリーは、弱冠27歳の法廷弁護士の英国人。一部に「子どもに
大人の仕事をさせる」と起用に対して批判めいた発言があったが
レフリー振りは申し分なかった。
スクラムをどのように指揮するか注目した。フィジー戦のレフリー
と同じに
1.Crouch 身をかがめ
2.Touch 手を伸ばして相手に触れ
3.Pause 待ち
4.Engage 組む
の指示を出していたことから、世界大会を控え統一を図っている
ことが窺える。 但し、このゲームでは3.を少し短めにコールして
おり、より自然にスクラムは組めていた。
ゲームのスムーズな流れに支障は生じなかった。
ワラビースは、惜敗したがホームグラウンドの観衆に固唾を飲ませ
騒ぐ機会をあまり与えず好試合を見せてくれた。
6月30日メルボルンでの、対NZオールブラックス戦が楽しみだ。
ワラビースとスプリングボックスは、16日に南アフリカ
ケープタウンのニューランズ・スタジアムでトライネーションズ
の第1戦を戦った。
ノーサイド寸前に南アのフランソワ・スタイン選手による
2発のドロップゴールのためにワラビースは19対22で惜敗した。
特に、ドロップゴールの第1発目は、ハーフウエィラインのすぐ
内側ほぼ50メートルの地点、しかも右サイドライン際から蹴ら
れたものだった。
その数分後に、2発目がゴールポスト正面の22メートルライン
付近で蹴られ、これも見事に決まった。
ワラビースは、これまでの試合内容から仕上がりが危惧されたが、
No.12マット・ギトーがトライを奪うなど気合いが入っていた。
ただジョージ・グレガンに彼らしくないノックオンのミスが出るなど
心なしか鋭さに欠けるものがあったのが気掛かりだ。
スプリングボックスは、試合巧者振りとプロフェッショナル・
ファウルが紙一重で同居するかの、したたかさを併せ持つゲーム
運びでワラビースに対しては、速い出だしでプレッシャーをかけ
た、ラインアウトでも高さでワラビースに勝るものがあった。
ワラビースのディフェンスは素晴らしく、南アのドライビング
モールを好く凌いだが、タックルの数が南ア52に対しワラビース
が137であったことからも明白なように大勢として押し込まれ
ていた感は否めない。
レフリーは、弱冠27歳の法廷弁護士の英国人。一部に「子どもに
大人の仕事をさせる」と起用に対して批判めいた発言があったが
レフリー振りは申し分なかった。
スクラムをどのように指揮するか注目した。フィジー戦のレフリー
と同じに
1.Crouch 身をかがめ
2.Touch 手を伸ばして相手に触れ
3.Pause 待ち
4.Engage 組む
の指示を出していたことから、世界大会を控え統一を図っている
ことが窺える。 但し、このゲームでは3.を少し短めにコールして
おり、より自然にスクラムは組めていた。
ゲームのスムーズな流れに支障は生じなかった。
ワラビースは、惜敗したがホームグラウンドの観衆に固唾を飲ませ
騒ぐ機会をあまり与えず好試合を見せてくれた。
6月30日メルボルンでの、対NZオールブラックス戦が楽しみだ。
激突ラグビー豪対
南ア 明日からトライネーションズ
6月16日(土)に南アフリカのケープタウン市ニューランズ
スタジアムでの豪州ワラビース対南アフリカ スプリングボックス
の試合からトライネーションズが始まる。
ワラビースは過去7年間アウェーの南アフリカでのゲームで勝利して
おらず、因縁のぶつかり合いとなる。
スプリングボックスは、このゲームのために準備を十二分に重ねたと
報じられる。西豪州パースのフィジー戦の後、直ぐにケープタウン
入りたワラビースは「戦闘態勢のまま」明日のゲームを迎える。
ウエールスとフィジーとの全てに勝利を収めた合計3ゲームを通して
コノリーコーチは、各プレーヤーの手応えを試してきた。キャプテン
のモートロックは、これからがフランスでのワールドラグビーに向けて
本番が始まりである、とチームに檄を飛ばしている。
陣容は次のように発表された。
Qantas Wallabies
1. Matt Dunning
2. Stephen Moore
3. Guy Shepherdson
4. Nathan Sharpe
5. Dan Vickerman
6. Rocky Elsom
7. George Smith (vc)
8. Wycliff Palu
9. George Gregan
10. Steven Larkham
11. Lote Tuqiri
12. Matt Giteau
13. Stirling Mortlock (c)
14. Drew Mitchell
15. Julian Huxley
Reserves
Adam Freier
Al Baxter
Mark Chisholm
Stephen Hoiles
Phil Waugh (vc)
Adam Ashley-Cooper
Mark Gerrard
南ア 明日からトライネーションズ
6月16日(土)に南アフリカのケープタウン市ニューランズ
スタジアムでの豪州ワラビース対南アフリカ スプリングボックス
の試合からトライネーションズが始まる。
ワラビースは過去7年間アウェーの南アフリカでのゲームで勝利して
おらず、因縁のぶつかり合いとなる。
スプリングボックスは、このゲームのために準備を十二分に重ねたと
報じられる。西豪州パースのフィジー戦の後、直ぐにケープタウン
入りたワラビースは「戦闘態勢のまま」明日のゲームを迎える。
ウエールスとフィジーとの全てに勝利を収めた合計3ゲームを通して
コノリーコーチは、各プレーヤーの手応えを試してきた。キャプテン
のモートロックは、これからがフランスでのワールドラグビーに向けて
本番が始まりである、とチームに檄を飛ばしている。
陣容は次のように発表された。
Qantas Wallabies
1. Matt Dunning
2. Stephen Moore
3. Guy Shepherdson
4. Nathan Sharpe
5. Dan Vickerman
6. Rocky Elsom
7. George Smith (vc)
8. Wycliff Palu
9. George Gregan
10. Steven Larkham
11. Lote Tuqiri
12. Matt Giteau
13. Stirling Mortlock (c)
14. Drew Mitchell
15. Julian Huxley
Reserves
Adam Freier
Al Baxter
Mark Chisholm
Stephen Hoiles
Phil Waugh (vc)
Adam Ashley-Cooper
Mark Gerrard
スポーツと国民性 オジー フットボール
私の住む豪州メルボルンを中心にAFL(オーストラリアンフット
ボール)別称オージーフットボールが大きな人気を博している。
ルール自体は可成り単純のようで楕円形(オーバル)の競技場の
両エンドに4本の柱がそれぞれ立っており、真中の2本の間を
ボールが通過すれば6点、外側の2本を通過なら1点の得点だ。
蹴られたボールをダイレクトキャッチすればフリーキックが与え
られる。ボールは蹴るか、さもなくばコブシで打ち出し味方に渡す
かのどちらかだ。
日本へも数回エキジビジョンマッチで訪問しているから観た人もいる
ことと思う。但、日本には専用のオーバルが存在しないため、ドーム
の野球施設で代用したが広さが十分でなく、また芝生のグランドで
なければケガなどを怖れ、本来の醍醐味である空中戦の妙は期待す
べくもなかっただろう。
ラグビーユニオン(リーグではなく、日本でもプレーされている
ラグビーと同じもの)が盛んな州は、NSW(ニューサウスウェールス)
とQ'LAND(クイーンズランド)それぞれの首府はSydneyとBrisbaneで、
メルボルンのあるヴィクトリア州とアデレードの南オーストラリア州、
パースの西オーストラリア州は、歴史的にAFLの牙城なのだ。
ラグビーユニオン好きの人間としては、住む州を間違ったと云える。
さてそのAFL、スポーツの筈なのだが常に小競り合いがグラウンド
のあちこちで起きている。ボールを競い如何に有効に飛んでくる
ボールの下に素早く入り込みキャッチするかのためなのだろうが、
ボールが遙か遠くにある段階から肩や肘はては胴体をつかって「衝撃
を与え合う」のだ。
この結果既にして選手間の緊張が高まっているところへボールが飛
んでくれば、まるで公然とド突き合う。ボールを巡ってのことならラ
グビーと同じで理解できるが、ノーボールでのド突き合いが常のこと
なのだ。これでこじれると両軍の選手が入り乱れ組み敷いたり押し合
いへし合いとなる。
この結果はお決まりで週明けの月曜日にトライビューナルと称され
る判定委員会のお白州で裁かれ罰金や出場停止(○○週間)の裁可が
下されることとなる。
スポーツに暴力と判定委員会が恒常的に折り込まれているのだから
異常としか云いようがない。日本の相撲で横綱の土俵態度に品格が
欠けるであるとか、礼に始まり礼に終わることの徹底が不十分と
云われたりすることとは雲泥の差である。
人気のあるスポーツを観察すると、その土地の人間の傾向を垣間
見ることができると仮定するなら、メルボルンの現状は心寒い。
病院の優しい顔をした患者サービス担当の女性マネジャーが、
「あの緊張感もAFLの楽しさの一部よ」と云ってのけてくれたのには
驚くばかりだが、幼少の頃から「そういうものだ」と思って観戦して
いればスポーツの何たるかの理解に歪みが生じるのだろう。
また、小競り合いは観客席の応援チームの違いでも起きる。
豪州ではこういった状況下に叫ばれる所謂 Swear Words (卑語)
は数多く種類に富むから実にカラフルなかけ声が飛び交う。日本語
に訳すのは憚るものが多い。
豪州人の名誉?のために付け加えると、卑語に富むのは英語だけ
ではなくて、イタリア語、ギリシャ語もそうだという。豪州では
いろいろな言語が飛び交うのだ。
スポーツは国民性を反映するものがある。日本は、まだ興奮の
抑制が利いているのだろう。野球やサッカーなどではルールがまだ
機能している。
但し相撲などは、国技と云えども、勝ちを誇ったり負ければ花道の
座布団を蹴り上げたりする「蒙古相撲の世界」を観戦するような
状態にならなければよいがと危惧している。
私の住む豪州メルボルンを中心にAFL(オーストラリアンフット
ボール)別称オージーフットボールが大きな人気を博している。
ルール自体は可成り単純のようで楕円形(オーバル)の競技場の
両エンドに4本の柱がそれぞれ立っており、真中の2本の間を
ボールが通過すれば6点、外側の2本を通過なら1点の得点だ。
蹴られたボールをダイレクトキャッチすればフリーキックが与え
られる。ボールは蹴るか、さもなくばコブシで打ち出し味方に渡す
かのどちらかだ。
日本へも数回エキジビジョンマッチで訪問しているから観た人もいる
ことと思う。但、日本には専用のオーバルが存在しないため、ドーム
の野球施設で代用したが広さが十分でなく、また芝生のグランドで
なければケガなどを怖れ、本来の醍醐味である空中戦の妙は期待す
べくもなかっただろう。
ラグビーユニオン(リーグではなく、日本でもプレーされている
ラグビーと同じもの)が盛んな州は、NSW(ニューサウスウェールス)
とQ'LAND(クイーンズランド)それぞれの首府はSydneyとBrisbaneで、
メルボルンのあるヴィクトリア州とアデレードの南オーストラリア州、
パースの西オーストラリア州は、歴史的にAFLの牙城なのだ。
ラグビーユニオン好きの人間としては、住む州を間違ったと云える。
さてそのAFL、スポーツの筈なのだが常に小競り合いがグラウンド
のあちこちで起きている。ボールを競い如何に有効に飛んでくる
ボールの下に素早く入り込みキャッチするかのためなのだろうが、
ボールが遙か遠くにある段階から肩や肘はては胴体をつかって「衝撃
を与え合う」のだ。
この結果既にして選手間の緊張が高まっているところへボールが飛
んでくれば、まるで公然とド突き合う。ボールを巡ってのことならラ
グビーと同じで理解できるが、ノーボールでのド突き合いが常のこと
なのだ。これでこじれると両軍の選手が入り乱れ組み敷いたり押し合
いへし合いとなる。
この結果はお決まりで週明けの月曜日にトライビューナルと称され
る判定委員会のお白州で裁かれ罰金や出場停止(○○週間)の裁可が
下されることとなる。
スポーツに暴力と判定委員会が恒常的に折り込まれているのだから
異常としか云いようがない。日本の相撲で横綱の土俵態度に品格が
欠けるであるとか、礼に始まり礼に終わることの徹底が不十分と
云われたりすることとは雲泥の差である。
人気のあるスポーツを観察すると、その土地の人間の傾向を垣間
見ることができると仮定するなら、メルボルンの現状は心寒い。
病院の優しい顔をした患者サービス担当の女性マネジャーが、
「あの緊張感もAFLの楽しさの一部よ」と云ってのけてくれたのには
驚くばかりだが、幼少の頃から「そういうものだ」と思って観戦して
いればスポーツの何たるかの理解に歪みが生じるのだろう。
また、小競り合いは観客席の応援チームの違いでも起きる。
豪州ではこういった状況下に叫ばれる所謂 Swear Words (卑語)
は数多く種類に富むから実にカラフルなかけ声が飛び交う。日本語
に訳すのは憚るものが多い。
豪州人の名誉?のために付け加えると、卑語に富むのは英語だけ
ではなくて、イタリア語、ギリシャ語もそうだという。豪州では
いろいろな言語が飛び交うのだ。
スポーツは国民性を反映するものがある。日本は、まだ興奮の
抑制が利いているのだろう。野球やサッカーなどではルールがまだ
機能している。
但し相撲などは、国技と云えども、勝ちを誇ったり負ければ花道の
座布団を蹴り上げたりする「蒙古相撲の世界」を観戦するような
状態にならなければよいがと危惧している。
実力差のラグビーだが、魅力は一杯 日本は精一杯
以前のブログで日本になんとか二けた台の得点を、と期待した
ラグビー パシフィック・ネーションズカップで(9日、
オーストラリア・タウンズビルでのゲーム)日本代表はオース
トラリアAに10―71(前半10―36)で完敗した。
二けたは得点したが、取られた点数も大きい。
恰も前半で体力を使い果たし、万策が尽きたわけではなかろうが
彼我の実力には、悔しいが兎に角余りにも落差がある。
相手はワラビースではなくオーストラリアAであるところが
辛いのだ。
商業的には日本でのワールドラグビー開催には、日本のみならず
豪州も興味を持っている。日本開催への動きは豪州の後押しを
もらいはしたが、結局NZでの開催に落ち着いた。
これだけ開催国のチームと参加国との間に実力差があれば仕方
ないだろう。
勝負の世界の現実だ。
あまり無理をして将来にでるかも知れない開催の可能性の芽を摘
むことがあってはいけない。まだ創意と工夫の余地があるのではないか。
他日を期したい。
以前のブログで日本になんとか二けた台の得点を、と期待した
ラグビー パシフィック・ネーションズカップで(9日、
オーストラリア・タウンズビルでのゲーム)日本代表はオース
トラリアAに10―71(前半10―36)で完敗した。
二けたは得点したが、取られた点数も大きい。
恰も前半で体力を使い果たし、万策が尽きたわけではなかろうが
彼我の実力には、悔しいが兎に角余りにも落差がある。
相手はワラビースではなくオーストラリアAであるところが
辛いのだ。
商業的には日本でのワールドラグビー開催には、日本のみならず
豪州も興味を持っている。日本開催への動きは豪州の後押しを
もらいはしたが、結局NZでの開催に落ち着いた。
これだけ開催国のチームと参加国との間に実力差があれば仕方
ないだろう。
勝負の世界の現実だ。
あまり無理をして将来にでるかも知れない開催の可能性の芽を摘
むことがあってはいけない。まだ創意と工夫の余地があるのではないか。
他日を期したい。
トライネーションに挑むワラビーズ
近く始まるトライネーションズ(豪州・ニュージーランド・南アフリカ)
前にワラビーズは、対Wales 2ゲームに続き、対Fiji戦を6月9日(土)
にパースのスビアコ オーバルで迎え 49−0で勝利した。
この計3戦で、トライネーションズの先にあるワールドカップを見据えて
候補選手を絞り込む予定であると云われていた。
一言で云うなら、この3戦から得た成果より露出した問題点のほうが
余程大きい。こうした環境では、コーチの選手選抜の巧拙が鍵となる。
Wales戦は不完全燃症のゲーム内容で終始し課題を残したままで終え、
このFiji戦でも戦術上のもたつきがみられたばかりでなく、
ウイングに旨くパスが通らないといった、つまらないエラーが多く
見られたのだ。
相手が格下のFijiだから痛手にはならなかっただけで、南アフリカや
ニュージーランド戦では直ちに逆襲を受ける羽目になったたぐいの
エラーだ。
選手の新ポジションでの起用も思う成果は挙げられなかったことは、
既報のとおりであるが、ワラビースの新旧交代に陰が差している。
朗報は、No11.ロティ・テキリ(フィジー出身)の活躍だった。一時
はラグビーリーグへの移籍も検討する状態にあったテキリは、ラグビ
ーユニオンへ心身共に里帰りした。積極果敢な攻撃参加はトライネー
ションで大きな戦力となろう。
今回このテストマッチのレフリーは、ニュージーランド人だと思うが、
スクラムの組ませ方に難点が見られた。
試合開始早々に両チームのスクラム陣にスクラムの姿勢(Attitute)を
次のように守れと指示した。
1.Crouch 身をかがめ
2.Touch 手を伸ばして相手に触れ
3.Pause 待ち
4.Engage 組む
この一連の動きは、別に変わったものではないのだが、白熱したゲーム
状況では「3番目のPause」は特に云わずもがなで、ことさらに Pause
を強調するから逆にタイミングが合わない原因になったのだ。
1〜4の各動作を同じ間隔で実行することに固執するレフリーは
結果的に試合を停滞させた。
頚椎の事故を防ぐ狙いなのだろうが、両スクラム陣の息が合うことも
大切だ。このあたりは相撲の「仕切りの気合の高まりで時間前に立つ」
ことに似ていなくもない。
行司の息合わせの努力も肝心だが、要は本人達のゲームであるという
ことだ。
このあたりは塩梅が難しいところだとは思う。
朗報がもうひとつある。フルバックのJulian Huxleyの台頭だ。出色の
動きを見せてくれた。但し、キッカーとしてはゴールキックの安定性を
磨く必要がある。
試合経験とともに向上する筈とは思うが。ワラビースの現状では、彼が
試合経験を積み上げるのを待つ余裕はないのだ。
フィジーは試合を振り返って、矢張り負け試合だった前の週にフィジーで
行われた対ジュニアオールブラックス戦 (8−57)と比較して
「ジュニアオールブラックスは、より果敢に立ち向かってきた。ワラビー
スは(私たちとのゲームの)後半は’流した’のではないか」とコメント
している。
次の対南アフリカ戦は、厳しいものになるだろう。今のところ残念ながら
見通しは暗いワラビースだ。
近く始まるトライネーションズ(豪州・ニュージーランド・南アフリカ)
前にワラビーズは、対Wales 2ゲームに続き、対Fiji戦を6月9日(土)
にパースのスビアコ オーバルで迎え 49−0で勝利した。
この計3戦で、トライネーションズの先にあるワールドカップを見据えて
候補選手を絞り込む予定であると云われていた。
一言で云うなら、この3戦から得た成果より露出した問題点のほうが
余程大きい。こうした環境では、コーチの選手選抜の巧拙が鍵となる。
Wales戦は不完全燃症のゲーム内容で終始し課題を残したままで終え、
このFiji戦でも戦術上のもたつきがみられたばかりでなく、
ウイングに旨くパスが通らないといった、つまらないエラーが多く
見られたのだ。
相手が格下のFijiだから痛手にはならなかっただけで、南アフリカや
ニュージーランド戦では直ちに逆襲を受ける羽目になったたぐいの
エラーだ。
選手の新ポジションでの起用も思う成果は挙げられなかったことは、
既報のとおりであるが、ワラビースの新旧交代に陰が差している。
朗報は、No11.ロティ・テキリ(フィジー出身)の活躍だった。一時
はラグビーリーグへの移籍も検討する状態にあったテキリは、ラグビ
ーユニオンへ心身共に里帰りした。積極果敢な攻撃参加はトライネー
ションで大きな戦力となろう。
今回このテストマッチのレフリーは、ニュージーランド人だと思うが、
スクラムの組ませ方に難点が見られた。
試合開始早々に両チームのスクラム陣にスクラムの姿勢(Attitute)を
次のように守れと指示した。
1.Crouch 身をかがめ
2.Touch 手を伸ばして相手に触れ
3.Pause 待ち
4.Engage 組む
この一連の動きは、別に変わったものではないのだが、白熱したゲーム
状況では「3番目のPause」は特に云わずもがなで、ことさらに Pause
を強調するから逆にタイミングが合わない原因になったのだ。
1〜4の各動作を同じ間隔で実行することに固執するレフリーは
結果的に試合を停滞させた。
頚椎の事故を防ぐ狙いなのだろうが、両スクラム陣の息が合うことも
大切だ。このあたりは相撲の「仕切りの気合の高まりで時間前に立つ」
ことに似ていなくもない。
行司の息合わせの努力も肝心だが、要は本人達のゲームであるという
ことだ。
このあたりは塩梅が難しいところだとは思う。
朗報がもうひとつある。フルバックのJulian Huxleyの台頭だ。出色の
動きを見せてくれた。但し、キッカーとしてはゴールキックの安定性を
磨く必要がある。
試合経験とともに向上する筈とは思うが。ワラビースの現状では、彼が
試合経験を積み上げるのを待つ余裕はないのだ。
フィジーは試合を振り返って、矢張り負け試合だった前の週にフィジーで
行われた対ジュニアオールブラックス戦 (8−57)と比較して
「ジュニアオールブラックスは、より果敢に立ち向かってきた。ワラビー
スは(私たちとのゲームの)後半は’流した’のではないか」とコメント
している。
次の対南アフリカ戦は、厳しいものになるだろう。今のところ残念ながら
見通しは暗いワラビースだ。
ワラビース ラグビー ベテラン活躍
新旧交替に滞り?
暫くお休みが続きました。
その間も訪問者がおられることに感謝し
申し訳ない気持ちです。
豪州のラグビーユニオン (ラグビーリーグも
この國ではそれなりに盛んですので区別します。
個人的には、ラグビーはユニオンでなくちゃと
の思いがあります。リーグは強豪同士だとそれなり
に面白いですが、平均的なゲームはアメラグほどの
緊張感は無いのが難点ですね。)
は、ウエールスとのテストマッチで盛り上がりを
見せている。
だがこの盛り上がりには、ほろ苦いものがあったのが
6月2日(土)にブリスベン サンコープ スタジアム
でのワラビース対ウエールスの第2戦だった。
ワラビースは、新旧交代の端境期が続いている。
ワールドカップ優勝への原動力だった名選手ジョン・
エルスが引退して久しい。その当時にも活躍した天才選手
9番スクラムハーフのジョージ・グレガンは今期から
キャプテンシーを降りている。
この34歳のベテランゲームメーカーの後釜を見いだすべく
コノリーコーチは、マット・ギトーをスクラムハーフに
起用、特にワールドカップを前に、今後の新布陣を試みた。
マット・ギトーの「試用」は、思う結果を出さなかった。
ワラビースが前半をペナルティゴールのみからの6得点と
「多すぎたエラー」で終え引き揚げてきたとき、ホームの
観客からの盛んなブーイングがでたのだ。
シドニーのあるニューサウスウエールス州に並びブリスベン
が首都のクイーンズランド州はユニオンの人気が高い。
その目の肥えた観客は、前週のシドニーで「辛くも勝っただけ」
のゲーム(対ウエールス戦29−23)を忘れていない。
このままでは、今後のワールドカップでの戦いに期待がもて
ないと危機感が広まったのだ。このブーイングで誇り高いワラビ
ースは傷つき、奮起した。ハーフタイムの間に危機意識が高
まった。
ここにコーチは、マット・ギトーに替わりジョージ・グレガンを
緊急措置として後半から投入。これで一気にチームが引き締まった。
スクラムハーフのグレガンが左右に繰り出すライフルパスには
ウイングへ向けた力強い意思と指示が込められていた。
試合が終われば31−0での快勝だったが、新旧交替の観点
からは課題を残したままだ。
そのようなとき日本がトンガ戦で8年ぶりに勝利を収めたとの
ニュースだ。 次は 豪州Aと対戦だが、日本の目標はなんとか
二けた台の得点だ。 豪州と日本の実力差は、とてつもなく
大きい。頑張って欲しい。
新旧交替に滞り?
暫くお休みが続きました。
その間も訪問者がおられることに感謝し
申し訳ない気持ちです。
豪州のラグビーユニオン (ラグビーリーグも
この國ではそれなりに盛んですので区別します。
個人的には、ラグビーはユニオンでなくちゃと
の思いがあります。リーグは強豪同士だとそれなり
に面白いですが、平均的なゲームはアメラグほどの
緊張感は無いのが難点ですね。)
は、ウエールスとのテストマッチで盛り上がりを
見せている。
だがこの盛り上がりには、ほろ苦いものがあったのが
6月2日(土)にブリスベン サンコープ スタジアム
でのワラビース対ウエールスの第2戦だった。
ワラビースは、新旧交代の端境期が続いている。
ワールドカップ優勝への原動力だった名選手ジョン・
エルスが引退して久しい。その当時にも活躍した天才選手
9番スクラムハーフのジョージ・グレガンは今期から
キャプテンシーを降りている。
この34歳のベテランゲームメーカーの後釜を見いだすべく
コノリーコーチは、マット・ギトーをスクラムハーフに
起用、特にワールドカップを前に、今後の新布陣を試みた。
マット・ギトーの「試用」は、思う結果を出さなかった。
ワラビースが前半をペナルティゴールのみからの6得点と
「多すぎたエラー」で終え引き揚げてきたとき、ホームの
観客からの盛んなブーイングがでたのだ。
シドニーのあるニューサウスウエールス州に並びブリスベン
が首都のクイーンズランド州はユニオンの人気が高い。
その目の肥えた観客は、前週のシドニーで「辛くも勝っただけ」
のゲーム(対ウエールス戦29−23)を忘れていない。
このままでは、今後のワールドカップでの戦いに期待がもて
ないと危機感が広まったのだ。このブーイングで誇り高いワラビ
ースは傷つき、奮起した。ハーフタイムの間に危機意識が高
まった。
ここにコーチは、マット・ギトーに替わりジョージ・グレガンを
緊急措置として後半から投入。これで一気にチームが引き締まった。
スクラムハーフのグレガンが左右に繰り出すライフルパスには
ウイングへ向けた力強い意思と指示が込められていた。
試合が終われば31−0での快勝だったが、新旧交替の観点
からは課題を残したままだ。
そのようなとき日本がトンガ戦で8年ぶりに勝利を収めたとの
ニュースだ。 次は 豪州Aと対戦だが、日本の目標はなんとか
二けた台の得点だ。 豪州と日本の実力差は、とてつもなく
大きい。頑張って欲しい。




