旧「メルボルンに暮らす団塊世代が伝えるオーストラリアのゴルフ周辺見聞記」を拡大して、「…スポーツ周辺見聞記」 と改題しました。サッカー、ラグビー、競馬など手を広げます。お楽しみに。
フィジー奮戦 アイランドラグビーの神髄見せる
フィジー奮戦 アイランドラグビーの神髄見せる


29日深更から30日(日本時間)にかけて2試合を観戦した。
オーストラリア対カナダ、ウエールス対フィジー戦がメルボルン
で放映された。

オーストラリア対カナダ戦はワインの産地として知られるボルドー
で開催された。生憎の雨、それも雨足の強いなかで前半は13−0
のスコアが示すように膠着状態が続き決して面白いゲームでは
なかった。

加えて、またしても「教条的傾向」のあるレフリーが担当して、
ゲームの流れが切られラグビーの醍醐味が薄れたのが残念だ。

後半に入り漸く 右ウイングのドゥルー・ミッチェルが62分と
64分に相次いでトライを決めてワラビーズらしさを発揮した。
この試合での成果は、デフェンスの堅さだ。スプリングボックス
やオールブラックスとの戦いでは、攻撃力もさることながら
ディフェンスの好し悪しが勝負を左右するのではないか。

一方、ウエールス対フィジーは、ラグビー大会ならではの好ゲーム
が展開された。前半のフィジーの猛攻でハーフタイムでは25−10
でウエールスは危機に瀕した。
ところが後半はフィジーがシンビンにひとり選手を入れられている
開始から10分間に状況は様変わりし、ウエールスは25−29と
ゲームをひっくり返したのだ。

フィジーは、体格、選手の身体能力、セブンスの技、ゴールキック力
を駆使しまたもや勝負の女神を自らの側に引き寄せた。組織プレー
では綻びや危うさが時折感じられるフィジーだが、観衆のフィジー
贔屓に助けられ「アイランド・ラグビー」の神髄と面白さをしっかり
見せてくれた。

フィジーは南ア スプリングボックスと対戦するが、重量級が
破壊的ラグビーを展開するフィジーとは、できれば対戦したくない
「痛みたくない」のが南アの本音であろう。

また楽しみな対戦が増えた。

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ラグビー 試合ボールで練習できない不自由さ
ラグビー大会 試合ボールで練習できない不自由さ

規定で試合に使用するボールは、練習に使えない不自由がある。
全てのチームに対し同じ条件だから、不公平という糾弾はない。
だが、試合当日に会場で初にお目にかかる公式使用ボールは
当然のことながら未だ新しくて蹴り込まれていないのだ。

イングランドチームのの名キッカージョニー・ウイルキンソンは、
通常使用しているボールとキックしたときの感覚が微妙に違うと
いう。第一に飛距離が少し落ちること、第2に方向性が日頃慣れた
ボールと比べると少々ずれるのだという。

ボールは試合が終わると、また空気を入れられる。これを繰り返
すとボール全体が馴染み、安定した「飛び」に繋がるらしい。

この「少し」「少々」がキッカーにとり大きなゲームでは、とてつ
もない違いになってしまうのだ。日本チームは、ノーサイド寸前に
ゴールキックをきめて引き分けに持ち込んだ。だが、前半のトライ
の際にも、成功していれば、カナダに勝利していたのだ。

勝負に「タラ、レバ、ナラ」はない。だからこそ、キッカー達は
ボールにこだわるのだろう。 ジョニーならずとも「祈りたくなる」
わけである。

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ラグビー:日本の珠玉のトライ映像を逃す
ラグビー:日本の珠玉のトライ映像を逃す

10分遅れの映像録画放映で時間繰りが旨く運ばず、肝心のこれぞ
の場面をテレビ局が逃し、切り張りで10秒間を別途放映したものの
苦情が殺到したという。

日本チームの努力は、後半それも70分過ぎからに、漸く結晶
したものだ。 この珠玉の10数分間を逃したなら、視聴者の
誰しも憤慨するはずである。

メルボルンでは、全く邪魔が入らずその映像を堪能できた。
息詰まる攻防戦の後、日本が挙げたトライ そして祈りを込めた
ゴールキックまでは日本ラグビー史に残るものだろう。

快哉を叫んだ。 選手達とジョン・カーワン コーチに祝辞を
送りたい。

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日本ラグビーチーム、胸を張り凱旋できる
日本ラグビーチーム、胸を張り凱旋できる

日本対カナダ戦を26日早朝に観戦。録画してあとで観る
つもりが、前半の12分に遠藤の個人技で日本がトライ
を挙げたため、最後まで。睡眠不足の一日だった。

日本にとりこのゲームは、将に今大会での最終試合。気合
いが入るものだったが、凡エラーが目に付いたのが残念。

日本のラグビーは、

Always entertaining. Always committed.

と敗戦を重ねているチームに対してのコメントとしては、異例
の賛辞が寄せらるまでに見直されていた。
いくつもの凡エラーのためこれが揺らぎはじめた頃のトライで
あったから胸がすく思いだった。実は、その後も惜しいとしか
云えないエラーは厳然といくつも目についたのだった。

フィジー戦では、最後の1分まで気力とスピードが衰えなかった
日本が何処までカナダ相手に善戦するか大いに期待された。
この期待に応え、フォーワードパスをとられなかったという
「運」にも恵まれたが、ノーサイド間際に同点引き分けに持ち
込んだトライを挙げた日本の健闘は値千金であった。

エラーのほか、日本チームにスピードの衰えを感じたのは
私だけだろうか。 18日間で4試合の過密スケジュール
が仇となったのではないかと懸念する。

低いボール回し
スピード
速いラインアウト
中盤の防御固め

これらが日本が勝つためには不可欠と思い知らされた。
特にスピードを失ったら、日本らしさも消滅するのだ。

日本ラグビーには、ゲーム内容で多くの観衆の耳目をそばだて、
フアンができているほどだ。今後の検討を期待したい。

あの内容だから、ジョン・カーワン コーチは胸を張り日本に
凱旋できる。

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ワラビース スティーブン・ラーカム 傷癒えず
ワラビース スティーブン・ラーカム 傷癒えず

内視鏡で膝の手術を受けていた豪州ワラビーズの
ナンバー10 ラーカム選手は戦線復帰を期待されていた。
希なことらしいが細菌感染のため炎症がおき、
再びそれも今度は侵襲性の高い手術を受けた結果
大会の残りゲームへの出場が危ぶまれている。
なんとも残念なことだ。

この選手のキック力は秀逸で、ゲームの流れを一気に
変えるほどの威力がある。そのため、対戦相手からは
常に目の敵「攻撃目標」にされ、レイトタックルなどで
被害を蒙りやすいのだ。

今回の怪我も、その例に漏れないと云う。イングランドの
ジョニー・ウイルキンソンも先日のゲームで怪我を
受け今後の出場が危ぶまれている。

ラーカムの代わりにNo 10 のジャージーを着るのは
ジュリアン・ハクスリーとなる見込みという。この選手も
今後の成長が期待され、大いに楽しみだ。 豪州の控え陣は
層が厚い。

今大会で日本は18日間に4試合を戦うというスケジュール
に対応しなければならなかった。これは、ラグビー弱小国
日本への如実なしわ寄せであり、実に酷なことであった。

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本調子でないオールブラックス、南ア優勝へ
本調子でないオールブラックス、南ア優勝へ

24日(日本時間)早々にニュージランド対スコットランド戦を観戦。
両チーム共に似たようなデザインのジャージーを使用しているため、何とも
見にくくて判別に苦労した。事前にジャージーデザインの調整をしないの
だろうか。
ともあれ、背番号が白文字が黒文字かを手がかりに試合を追った。

ハーフタイムで20−0でNZオールブラックスが攻勢の試合運びだったが
内容は、不完全燃焼のNZの戦い振りで実力はでていないまま。
コーチはインタビューに、「本来の姿ではなくもたついた」と言葉も少なく
応じていた。優勝を期するチームのコーチとしては大いに不満足であるのだ。

期待された後半も点差だけは順調に?開き続け最終的に40−0で完勝にもかかわらずNZの実力を知る?観戦者としては、尾籠な形容ながら便秘状態の
80分だった。このあたりまでのゲームと、これからの戦いは質が格段に
異なるはず、そうでなければ優勝戦線に食い込むなどは夢幻に終わる。

判りにくいジャージーでけちが付いたのか、後味は好くなかった。

この試合に先立って放映された豪州対フィジー戦も、豪州のもたつきが
目に付いた。55−12で予想通り豪州 ワラビーズが勝ちはしたが
32000人の観衆は、中満足程度で家路についたろう。

此処までを振り返り大会の行方を占うならば

優勝 南ア スプリングボックス

少し離れて 2位 3位に オールブラックスとワラビーズの何れかが
入ることになろう。

スプリングボックスの実力や、恐るべしである。

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イングランドラグビー、ジョニー頼りの限界
イングランドラグビー、ジョニー頼りの限界

9月22日を迎えて直ぐ(日本時間)に イングランド 対 サモア戦を
観戦。44−22 でイングランドが予想通り勝ちを収めたものの、
ゲームの内容をみるならば点差ほどの開きはなかった。

運頼りのサモア対ジョニー・ウイルキンソン頼りのイングランドであった。
サモアは攻撃プランが組織だって実行されること無く、相手のミスを
衝いて反攻にでるいわば「運に頼る」ラグビーに終始した。時折見せる
セブンス・ラグビーの走力が楽しめたほかは、塩味が不足気味であった。
反攻のきっかけになる「プラットフォーム」を構築する努力が希薄なのだ。

危機にあるのがイングランドだ。前大会のイングランドが脳裏にあるから
どうしても辛口にならざるを得ない。そんなつもりで読んでいただきたい。

大観衆も4年前のイングランドのジョニー・ウイルキンソンによる劇的な
ドロップゴールでの優勝は昨日のことのように覚えている。マッチ開始
早々に澎湃(ほうはい)として国民歌 スイートシャリオットの歌声が
上がった。期待の強さを思わせた。 

ところが内容は、怪我が癒えて漸く登場したジョニー・ウイルキンソンの
存在と彼のキックにただ頼るものであった。超一流選手ジョニーの存在は
光るのだが、ほかの選手はいわば「並の上」程度揃いなのだ。もう4年前
のイングランドはそこにはなかった。余りにも凡エラーが多かった。

豪州の評論家達のコメントが面白い。
「サモアに22点も許すなら、オールブラックスとスプリングボックス
 相手には何点献上することになるだろうか。
 ジョニー・ウイルキンソンがサモア側の選手だったならサモアは勝った
 だろう。」 

これで、イングランドが今大会で3位以内に残ることは、先ず無いだろう
と思う。
ラグビーにとって4年の月日は長く、過酷で、厳しい。この期間に次代の
選手を見いだし育てる国、それに不成功に終わる国、旧態依然の国など
さまざまだ。

4年前のあの完成度の高いソリッドなチーム、且つ天才ジョニーを擁した
イングランドを楽しんだことを、好い思い出とするしかない。

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フランスチーム、意地をみせる
フランスチーム、意地をみせる

ラグビー世界大会の蓋開けゲームでアルゼンチンに負けを喫した
フランスはもう後ろがなかった。開催国としての意地もある。
22日早朝のゲームは、観衆にも選手にも気合いが入っていた。

アイルランドは前半30分過ぎまでは、点数で負けてはいたものの
フィールドゴールを決めたり動きも好くそれなりの戦い振りを見せた。

後半アイルランドは、プランも動きも「電池切れの」様相を呈し
残念だった。アイルランド人の熱しやすいと云われる国民性が
後半に冷めてしまったのだろうか。

フランスにとっては、この4年間で最も重要で落とすことのできない
ゲームであった。気合いと選手のコミットメントが勝敗を分けた。

レフリーが多分に教条的な審判振りを随所で見せたために興を削がれた
と感じた。

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世界ラグビー大会日本開催と大型選手
世界ラグビー大会日本開催と大型選手

日本対ウエールスのゲームを21日早朝観戦した。予想通りと記す
のは辛いものがあるが、壁は厚かった。

日本は2015年の世界ラグビー大会の開催を熱望しているのだが
今の大会で1勝も挙げられないのでは開催国には相応しくないので
はないかと云われてしまいだした。

オリンピックとは異なり長期に渡る開催期間は、多くの外国からの
訪問客が期待できる。またその間の経済効果と世界への「露出度」
は侮りがたいものがある。

石原慎太郎東京都知事が推す東京オリンピックと、世界ラグビー大会
が日本で相次いで催されるなら理想的だし、素晴らしい。アマチュア
的でストイックな側面が好感されるラグビーではあるが、商業主義の
潮流には逆らえない。 ならば、日本は外人選手を例えば半数の7人
まで加える。それも若くて活きの好い人材を高報酬で招致するのである。
いわば、勝利請負人だ。 スポーツの世界だからどうしても勝負に強く
なくては、何も始まらない。

その昔、湾岸戦争に自衛隊を出兵する代わりに多額の金を日本が出した
にも拘わらず、クエートが新聞に貢献した国々への感謝を発表したなか
に日本の国名が無くて物議を醸したことがあった。あの金の使い方は
如何にも下手だったし、効果が少なく無為無策の副産物でしかなかった。

それを考えれば、スポーツに少し費やすことを考えても好いだろう。
豪州のような移民国に住むと、多民族による国民の構成であることに
名実共に違和感をもたなくなる。だから色の黒い選手や、発音できない
ような名前の東欧の選手が豪州を代表する選手に入っていても何とも
思わないのだ。

このあたり日本のようなほぼ単一民族で構成された国柄では、十分に
慣れるまでには時間がかかるかも知れない。既に、ロビンスとか
サムライだとかが日本チェリープロッサムに加わってくれている。でも
何処かに違和感が残っているというのがおおかた多数の正直な気持ち
だろう。

ファンも日本ラグビー協会も、こぞって根本的な発想の転換を図って
大型選手を集めて強力なチームを作り上げて欲しい。
そうなるともう、体の小さい割に頑張っていますね、とは云ってもらえ
なくなる。早く対等な条件で戦う日本チームを応援してみたい。
それも、すばしこさやひたむきさは変わらず、それでいて大型のチーム
である。

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ワラビーズのラインアウトに「わさび」
ワラビーズのラインアウトに「わさび」

ラグビー試合の大観衆の歓声とざわめきのなかでラインアウトの
サインの叫び声が、かき消されてしまう。 スロワーが確認のため
味方に近寄って、サインを再度伝えることは珍しくない。

番号を叫んだり取り決めはいろいろである。ワラビーズの試合で
「わさびーっ」と叫ぶのを聞いて、その意外さに驚いてしまった。

豪州の日本食、特に鮨ブームは拡大の一方だ。わさびの強弱にも依る
のだろうが、ある鮨職人は「豪州人のわさび好きには呆れます。まる
で山のように食べるのです。」と目を細めるようにして云う。

元来日本のものと思っていても、柔道、鮨、漫画、アニメ
などなど、国際社会で一人歩きが始まっている。 国技であるはずの
相撲ですら、モンゴル滞在中の横綱の今後が大いに耳目をそばだてている
ほどなのだから。

生みの親より育ての親という。 いまに生みの親が誰であるかすら、
印象が薄らいでしまうのではなかろうか。柔道がそうなりかかっている。

ワラビー と わさびー は、それにほんの一字違いにも見える。

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ラグビー予想。優勝 南ア、2位NZ 3位豪
ラグビー予想。優勝 南ア、2位NZ 3位豪

16日の未明にかけて豪ワラビーズ 対 ウエールス と NZ
オールブラックス 対 ポルトガルの2試合を観戦。流石に
眠気に襲われた。

豪州の勝ちゲームであることは、開始前からおおかたの認める
ところなのだが、ハーフで点差は 25−3程度だった。

ウエールス側のもたつきが目についた前半、そして豪側は一時
ペナルティで二人までが「シンビン」に送られ13人で戦う異常な
展開で、ワラビーズに求められているレベルからすれば消化不良
ですっきりしないまま終了した。

豪チームのコノリーコーチは、「後半は満足とは云えないゲーム
内容で、今後に備え改善の余地は大きい」としている。
いまの仕上がり状態では、南アやNZの強豪相手には苦戦しよう。

現時点では、優勝は南ア・スプリングボックス、2位NZ・オール
ブラックス 3位豪・ワラビーズの観測だ。

オールブラックスの対ポルトガル戦は、相手が初出場でそれも
アマチュアチームながら、スタンドには多くの観衆で驚かされた。
却ってNZが手こずる様な場面があったが、ポルトガルが無得点に
終わらなかったのは、無心に戦ったポルトガルを誉めるべきか。

NZは、未だ本来のチームの動きに仕上がっていない。今のままでは
南アの実力の前に下るだろう。

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ラグビー スプリングボックスが頭ひとつ抜け出る
ラグビー スプリングボックスが頭ひとつ抜け出る

15日の早暁(日本時間)南ア 対 イングランド 戦を
観戦。4年前のイングランドの優勝シーンが脳裏に焼き付
いているだけに、同チームのていたらくに目を疑った。

ハーフで 0ー20と押されていたが後半には得点するであろうと
未だ疑わなかった。そのまま南アに得点を重ねられイング
ランドは無得点で結局ノーサイドを迎えた。

通常、試合にはプラン1、2、3と用意して臨むという。40分
ハーフをまた細分化するなどして、所期の結果がでていない
場合や相手側の状況が想定とよほど異なるなら、キャプテンは
微調整を繰り出したり次のプランの引き金を引くのだ。

イングランドの敗戦は、このプランの欠如にあった。或いは
存在したのかも知れぬが、何処かの時点で瓦解していた。

一方、スプリングボックス(南ア)は、組織プレーだけでなく
ハバナ、モンゴメリーなどの個人技の冴えもあり全てが狙い通り
に展開したのだ。

ワラビーズにとっては、スプリングボックスの存在は将に恐るべし
である。
前ワラビーズコーチのエディ・ジョーンズがスプリングボックス
に加わり、及ぼしている影響とその成果は大きい。

現時点では、スプリングボックスが頭ひとつ抜け出たようだ。

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フィジーのスピードに負けた日本ラグビー
フィジーのスピードに負けた日本ラグビー

日本は 31対35でフィジーに惜敗した。しかし
試合を通してミスがあちらこちらに出たことが結局は
最後に敗戦に結びついてしまった。

フィジーとてミスは多かったのだが、セブンスでの
優勝国フィジーの選手の瞬発力と走力が試合の
明暗を分けた。

日本は、主力を温存しフィジー戦にぶつけた。豪州の
評論家からはゲームの感覚がさび付いてしまっていたの
ではないかと辛口の意見が述べられた。

そうかも知れない、だがワールドクラスでの戦いの重圧
の下では、ミスが肥大化しがちなのだ。それでもノー
サイド寸前の日本選手の粘りは、トゥールーズの観衆を
大いに沸かせてくれた。

カーワンコーチの無念の表情は、胸に痛いものがあり心中を
思うと辛いが、日本チームの精一杯の努力を誉めたい。

残りのゲームでは更に内容の好いぴりっとした「山椒」の
そして組織の日本ラグビーを心掛けて欲しい。

それがカーワンコーチへのせめてもの恩返しであろう。

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ラグビー強豪チームの参謀本部
ラグビー強豪チームの参謀本部 

此処に去る6月30日にメルボルンのMCG(1956年メルボルン
オリンピックの主競技場)でワラビーズとオールブラックスが戦った
際に同競技場で手に入れたプログラムがある。

両チームの選手のリストのほかにTeam Managementとして指揮サポート
部門の構成が掲載されておりそれぞれの取り組み方が判る面白い資料
なので紹介したい。

ワラビーズ (豪)
Head Coach
Team Manager
Attack Coach
Set Piece Coach
Defence Coach
Skills Coach x 2
Physical Performance
Team Logistics
Technology Analyst
Medical Co-ordinator
Physiotherapist
Massage Therapist
Media Manager
Media Unit Producer


オールブラックス (NZ)
Coach
Assistant Coach x 2
Selector
Manager
Doctor
Muscle Therapist
Physiotherapist
Strength & Conditioning x 2
Specialist Skills Coach
Specialist Scrum Coach
Mental Skills Coach
Baggage Man
Technical Analyst
Media Manager

世界のトップレベルのチームそれぞれの姿勢と
何に力点を置いているかが如実に現れては
いないだろうか。

こういったことを念頭に今後のゲームを
大いに楽しみたい。

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ラグビー スプリングボックス対サモア戦 体格と規律
スプリングボックス対サモア戦 体格と規律

スプリングボックス対サモア戦を、10日未明(日本時間)観戦
した。
サモアのラグビーは、フィシカル(体力駆使)で知られている。体格は
強豪チームと比べても見劣りはない。
ワールドカップ参戦チームのなかでも屈指のスプリングボックスに挑む
サモアの意気込みは最高潮に達していた。

後半こそ南アの組織だったプレーに対応できなかったものの、前半は
あのスプリングボックスをして、幾たびか慌てさせる好試合を展開し
たのだ。

ラグビーは、体格だけでないことを見せたのがこの試合だった。
ふたつの単語でこれを指摘できよう。

descipline (規律)

organization(組織構成)

サモアはゴール近くでの反則で、幾度も南アに点を献上していた。そして
決定的な差が 組織だった動きの有無だった。 後半この動きとNO 11
ハバナや、フルバック パーシー・モンゴメリーなどの個人技に勝る南アは、
次々と点を重ねた。

サモアがこの2点を克服する道は険しいだろうが、好い指導者を得るなら
将来が楽しみである。 過度の興奮に陥る国民性というか部族性を抑制する
事もちょっぴりは学んで欲しい。ラグビー観戦に新鮮さを失わせない程度に。

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ワラビーズに負けても日本は..

ワラビーズに負けても日本は

ラグビーワールドカップの初日から9日未明
(日本時間)にかけて主催国フランスがアルゼンチンに開会式後
7万人の観衆の前に破れ、善戦した日本の対ワラビーズ豪州戦、
そして大味なイタリアを懲らしめ思い知らせた(?)オール
ブラックスNZ戦の3試合を堪能した。

特に、前述の2戦は「状態の似通った」チームのあいだの試合で
比較する目で見ることができ面白かった。

日本とイタリアは共に世界1−2位といわれるのが相手チーム
だった。
前半を比較するなら日本勢は、試合運び、内容のうえでイタリア
を大きく勝った。敏捷性、大柄な相手への果敢なタックル、攻撃の
多様性では第2案、第3案まで用意されていることが感じられた。

一方、オールブラックスに対したイタリアは、白人国であり体力差
はほぼ拮抗と云えるにもかかわらず、立ち上がり早々から目を覆う
ほどの凡プレーで失点を重ねハーフタイムには43−7と点差が開
いた。

日本ラグビーが、体力差の大きい相手と互角に戦うには道が遠い
だろう。だが、試合内容をみれば日本ラグビーの存在理由は大いに
あるのだ。
山椒は小粒でもぴりっと辛いのである。

日本の今後の善戦を期待したい。
日本の、工夫を重ねるといった国民性をラグビーを通して示して
欲しい、と思う。

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ラグビー・ワールドカップ  対ワラビース戦を前に
ラグビー・ワールドカップ  対ワラビース戦を前に


7日未明(日本時間)
のフランス対アルゼンチン戦を皮切りにいよいよ待望の
ワールドカップが始まる。

此処メルボルンが首都のビクトリアは、豪州のなかでは
ラグビーユニオンに限りマイナーな州だ。 ワラビーズ
のメンバーにもメルボルン出身のプレイヤーは多分皆無
だろう。

豪州では、ラグビーユニオンは矢張りクイーンズランド
州、ニューサウスウエールス州、首都キャンベラがある
ACTがどうしても中心であり、幾多の好選手を排出し
ている。

そのワラビースが今回の開催国フランスで人気があるの
だ。公開練習に1万数千人の観衆が詰めかけている。
前大会では決勝でイングランドの名キッカー ジョニー
・ウイルキンソンに最後の最後にドロップキックを決め
られ惜しくも優勝を逃した。
そのシーンは余りにも有名で、恰もラグビー史の時計の
針がその時はたと止まったかのようであった。
そのインパクトを日本のサッカーと比較するのは、失礼
の誹りを受けるだろうが、ワラビースにも「ドーハの悲
劇」が存在するのだ。豪州人達は、ジョニーにキック
されたボールが縦回転しながらポールの間を通り抜ける
のをみて実に身がすくんだのである。

ワラビースは7日の夜(日本時間)に日本と対戦する。
「日本戦では、手を抜くことなく尊敬の念をもって失礼
のないように戦う」という意思をスキッパーが表明した。
恐ろしいことだ。

まさか日本陣営に「死人」がでることはあるまいが、ワ
ラビースと日本チェリーブロッサム(桜花)間の実力の
差は余りにも大きい。
元NZオールブラックス代表 カーワン日本コーチは、
主力をフィジー戦のために温存している。これは正解だ
ろう。戦力の消耗や損失を極力抑えるべきなのだ。日本
はこれまで前半を善戦し後半に体力差を思い知らされる
試合展開パターンが多かった。

サッカーと異なる格闘技のラグビーでは、体力回復のた
めにも試合間の日数は少なくとも7日間必要だ。地力と
体力のあるチームが当然有利になるだろう。

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