旧「メルボルンに暮らす団塊世代が伝えるオーストラリアのゴルフ周辺見聞記」を拡大して、「…スポーツ周辺見聞記」 と改題しました。サッカー、ラグビー、競馬など手を広げます。お楽しみに。
膝の故障を克服し優勝のジョクビッチ 全豪テニス
膝の故障を克服し優勝のジョクビッチ 全豪テニス


全豪オープンテニス大会は、26日よるの男子シングルス決勝で
終わった。
自信に満ちたノバック・ジョクビッチは、第一セットを落とした
ものの次第に自己のペースを取り戻した。
途中、左膝の故障を思わせるプレーや、手当を受けるなど
試合の行方を案じさせたが、その後さしたる影響はなく
勝利を手にした。

一方、期待のツオンガは、途中から自滅ショットを量産したため、
これが彼の流れを滞らせる原因になったようだ。
緩急をつけた試合振りは、「力押し」が主流の近頃の男子テニスで
注目に値する存在であると思う。
今後経験を積み重ね、ショットの精度が向上するなら必ずや
将来のチャンピオン候補となろう。

ジョクビッチの出身国セルビアは、長い間政治的不安定の下に
ある小国だ。国中が沸いているらしい、大きな朗報だ。

今回の大会は、世代交代が進みつつあることを感じさせたためか
観衆は2007年に比べて5万人増え、のべ動員数60万人を
超えたと報じられている

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全豪テニス シャラポワの借金
全豪テニス シャラポワの借金

全豪オープンテニス大会の女子シングルス決勝は
第5シードのマリア・シャラポワ(ロシア)が第4シードのアナ・
イワノビッチ(セルビア)に7―5、6―3で勝った。

準々決勝でシャラポワが勝ちを収めた際、応援席の父親が指先で
顎の下を左から右へ掻き切るかの仕草をしたのがテレビに映った
ことが不評を買い、観客のおおかたはイワノビッチに肩入れをし
ていたようだ。

父親や身内の言動で苦労する選手は後を絶たない。両選手の親は共に
子供の才能を見いだされたあと、借金をして米国のテニスアカデミー
へ子供を送り出すという「苦労」をしているという。

渡米時、シャラポワは7歳。同行する母親の査証の取得に時間が
余分にかかり、当初の2ヶ月間はひとりだったのだという。
長い間苦労を重ねたわけだ。道理で実に自然な英語を話す。

目前の勝ち負けが、父親に昔の苦労を思い起こさせたのだろうか。
借金はとっくに償還したと伝えられる。

スポーツでの人気は、口さがないメディアにも影響される。
朝昇龍の不人気は、本人とメディアの合作といえよう。

イワノビッチの応援者が、「マリア。静かに(プレー)してよ」
とシャラポワの叫び声を挙げるプレースタイルを横断幕を掲げて
揶揄する場面の映像があった。
( テレビで観戦していて耳につき、正直言って不快感を
 覚えないわけではない )

今回は、跳ね返したシャラポワだが、来年同じ組み合わせになる
ようなことがあれば、イワノビッチにはより多くの応援が集まるだろう。

イワノビッチも、もう借金を返しているとは思うが

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全豪オープンテニスにスター誕生
全豪オープンテニスにスター誕生

メルボルンでは、国際的なスポーツイベントが毎年いくつか開催
される。全豪オープンテニス大会は、夏の風物詩になっている。

その昔は、メルボルン郊外のクーヨンの天然芝コートで開催された。
青々とした芝は眼に優しく、会場は適度の大きさで選手と観客の
距離が短かく、プレーの息づかいが密接に伝わってきたものだ。

その後、大会の規模拡大と共に、会場が街の中心部に近いヤラ川
沿いに新しく建設された。 このときに、コートはケミカルに
替わってしまっている。管理維持のためとはいえ残念なことだ。

今年の全豪オープンテニス大会は、面白い。お馴染みの顔ぶれが
次々と表舞台を去り、世代交代が進んでいることを感じさせられる。
これが、一過性のものか、定着するものなのかは、もう少し観察
の必要があるだろう。

24日の全豪オープンテニス男子シングルス準決勝は、ノーシードで
世界38位ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が世界ランク
第2位のラファエル・ナダル(スペイン)に異例の力の差を示し圧倒的
な強さで勝ち、決勝に進んだ。

もう一つの準決勝は25日、第3シードのノバク・ジョコビッチ
(セルビア)が第1シード、ロジャー・フェデラー(スイス)を
こちらもストレートで破り、フェデラーの3連覇の夢が潰えさった。

この二人のプレーヤのうち、ツォンガ(ソングとも発音されるようだ)
の、好調振りが印象的だった。 試合中から、解説者が「いつまで
この試合ぶりが続くでしょうか」と、いつ油切れが来るかと懸念して
いたのだが、最後まで走りきってしまった。

ゴルフのタイガー・ウッズのように、新しい時代を開く寵児として
今後の世界テニス界に君臨する存在となるのか、27日の決勝戦が
楽しみだ。

力押しに見えるノバク・ジョコビッチに対し、緩急を織り交ぜ7割
程度の力で打ち合いここぞの場面で鋭く相手コートを衝く
ジョーウィルフリード・ツォンガの試合運びは、特異な存在とおもう。

今のテニス界は、決勝に残るには大型の体躯に加え「腕力」「敏捷性」
「走力」での力押しが不可欠に見える。ツォンガもその例に漏れない。但し
彼にはプレー振りと試合運びに緩急という「プラスアルファ」の
面白さがある。

モハメド・アリに似た風貌で、試合の間は険しい眼光も見せる。
勝利したときの表情を楽しみにしていて欲しい。とても柔らかいの
だ。新スターの誕生である。

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