日本、NZマオリ戦で惨敗 パシフィック・ネーションズカップ
6月28日にニュージーランド(NZ)北島東海岸のネーピアで
ラグビーのパシフィック・ネーションズカップの日本―NZマオリ
戦があった。
日本は前半健闘を見せたが、後半は一気に崩れ22―65で負けた。
先住民のマオリは、英国の植民地化に激しく抵抗し、植民地として
ではなく条約を締結(ワイタンギ条約 1840年)し英国人の居住
を承諾した誇りある歴史を持つ。
敢闘精神に富むマオリ族がラグビーを受け入れたことは、不思議ではない。
ニュージーランドを代表するオールブラックスに、マオリ族は幾多の
名選手を送り出している。
オールブラックスの名を高めたのは、マオリと英国系ニュージランド人の
協調プレーの賜物であることに他ならない。
同国の「宗教」であるとも称されるラグビー(ユニオン)の、水準はとても
高い。どのような田舎の街にもラグビーポールがそびえている。
第2軍的立場にあるNZマオリとはいえ、国を代表するチームを相手に前半
だけであっても示した日本の健闘は、誉められてよい。
ただ、NZマオリチームの目を覚ませてしまった副次効果は痛いもの
だったが。
これで、日本は通算1勝3敗。先住民マオリ系選手で構成するNZ
マオリは順当に4戦全勝。
ラグビーの一流国NZ、豪州勢との力の格差は、優れた外国人選手の
力を借りても、未だにとてつもなく大きいのが現実だ。
6月28日にニュージーランド(NZ)北島東海岸のネーピアで
ラグビーのパシフィック・ネーションズカップの日本―NZマオリ
戦があった。
日本は前半健闘を見せたが、後半は一気に崩れ22―65で負けた。
先住民のマオリは、英国の植民地化に激しく抵抗し、植民地として
ではなく条約を締結(ワイタンギ条約 1840年)し英国人の居住
を承諾した誇りある歴史を持つ。
敢闘精神に富むマオリ族がラグビーを受け入れたことは、不思議ではない。
ニュージーランドを代表するオールブラックスに、マオリ族は幾多の
名選手を送り出している。
オールブラックスの名を高めたのは、マオリと英国系ニュージランド人の
協調プレーの賜物であることに他ならない。
同国の「宗教」であるとも称されるラグビー(ユニオン)の、水準はとても
高い。どのような田舎の街にもラグビーポールがそびえている。
第2軍的立場にあるNZマオリとはいえ、国を代表するチームを相手に前半
だけであっても示した日本の健闘は、誉められてよい。
ただ、NZマオリチームの目を覚ませてしまった副次効果は痛いもの
だったが。
これで、日本は通算1勝3敗。先住民マオリ系選手で構成するNZ
マオリは順当に4戦全勝。
ラグビーの一流国NZ、豪州勢との力の格差は、優れた外国人選手の
力を借りても、未だにとてつもなく大きいのが現実だ。
後半に我を取り戻したワラビーズ 対仏戦
6月28日(土)現地時間午後8時からラグビー・ユニオンの豪ワラビーズ
対フランスの第1戦が6万人余の観衆を集めシドニーのANZスタジアムで
行われた。
ワラビースが34対13で勝利したが、前半と後半で大いに違った内容で
課題を多く残した。1週間後の第2戦までに戦術の見直しが迫られよう。
NZから4週間前に就任のロビー・ディーンス新コーチのもと、ワラビーズ
のキャプテンのスターリング・モートロックは、自らの活躍も加えて後半に
態勢を立て直したこともあり、「なんとか及第点」に達したと試合後の会見
で語った。
現実は、点差にみられるほどの余裕はなかった、ということだろう。
前半は、フランス主導の試合展開で、ワラビーズにはミスが目立ち、身上で
あるランニング・ラグビーの流れを創ることができなかった。テキリのライ
ン際の判断ミスによる落球や、ギトーの肝心な場面でのノック・オンがその
代表だった。
南アフリカからの主審が、オフサイドを見逃したり、危険なタックルの
判定でミスをいくつも侵してしまっていた事も、ゲームの興を少なからず削
いだのだった。
ワラビースは後半開始から20分のプレーで我を取り戻し、ゲーム内容を
大幅に改善してワラビーズらしさを示した展開を継続するようになった。
前半が10対6であったのに対し最終的に34対13で終わった事実が
多くを語っている。
テキリが前半20分で交替し、新コーチに「干されたのか」と心配したが
膝に痛みがでたため、予防的に早期交替の判断となったようだ。
そういえば、テストマッチとしては短期間で第2戦が1週間後
(ブリスベン)と迫っている。
6月28日(土)現地時間午後8時からラグビー・ユニオンの豪ワラビーズ
対フランスの第1戦が6万人余の観衆を集めシドニーのANZスタジアムで
行われた。
ワラビースが34対13で勝利したが、前半と後半で大いに違った内容で
課題を多く残した。1週間後の第2戦までに戦術の見直しが迫られよう。
NZから4週間前に就任のロビー・ディーンス新コーチのもと、ワラビーズ
のキャプテンのスターリング・モートロックは、自らの活躍も加えて後半に
態勢を立て直したこともあり、「なんとか及第点」に達したと試合後の会見
で語った。
現実は、点差にみられるほどの余裕はなかった、ということだろう。
前半は、フランス主導の試合展開で、ワラビーズにはミスが目立ち、身上で
あるランニング・ラグビーの流れを創ることができなかった。テキリのライ
ン際の判断ミスによる落球や、ギトーの肝心な場面でのノック・オンがその
代表だった。
南アフリカからの主審が、オフサイドを見逃したり、危険なタックルの
判定でミスをいくつも侵してしまっていた事も、ゲームの興を少なからず削
いだのだった。
ワラビースは後半開始から20分のプレーで我を取り戻し、ゲーム内容を
大幅に改善してワラビーズらしさを示した展開を継続するようになった。
前半が10対6であったのに対し最終的に34対13で終わった事実が
多くを語っている。
テキリが前半20分で交替し、新コーチに「干されたのか」と心配したが
膝に痛みがでたため、予防的に早期交替の判断となったようだ。
そういえば、テストマッチとしては短期間で第2戦が1週間後
(ブリスベン)と迫っている。
豪水泳選手北京五輪出場停止とメディア
北京オリンピック派遣豪州水泳チームでバタフライ種目出場予定だった
選手の出場停止の裁定が、最近漸く下された。
この裁定は、裁判所にまで持ち込まれ長い時間を費やした結果だった。
問題は、水泳の仲間達とバーに繰り出し酩酊の挙げ句に水泳仲間の
ひとりと諍いを起こし顔面にパンチをくれたというもの。
豪水泳協会の、暴力沙汰事件を引き起こした選手をオリンピック出場枠
から外す決定に不服を唱え、裁判にまで持ち込まれたものだった。
よしんば、北京でメダルの数がひとつ減ったとしても当然の裁定であり
帰結であると思う。
ところがこの裁定に至るまでの経緯を観ると、恰も暴力行為に
及んだ選手を「擁護」するかのような、報道振りが豪メデイアにあった
のだ。
最後に、妥当な終わり方をしたのは、救いだった。
このたぐいの話は、豪州のスポーツ選手の間では、それこそ掃いて
捨てるほどある。
特にオーストラリアン・フットボール、ラグビーリーグ(日本で広く知られる
ラグビーはユニオンであり、リーグとは異なる)などの選手が、酩酊の
あまり(?)暴力沙汰を起こし或いは巻き込まれてメディアに報道される
頻度は呆れるほど多い。
メディアも、これを煽るかのような報道振りがあるのだ。
だいたい、オジーフットボールと呼ばれるオーストラリアン・フットボール
のゲーム自体が、「紛争」「小競り合い」的プレー振りで満ち溢れている。
あちらこちらでAFL(オーストラリアン フットボール リーグ)の
試合が催された週末の後の月曜日には、AFLの裁定委員会が暴力
行為(殴った、ど突いた、タイミングずれの体当たりをくらわせたなど)
の,かどで選手達を呼び出し、罰金や出場停止を一日がかり或いは
数日がかりで決める。
これを毎週、豪州の低俗派メディアが凝りもせずに、暴力シーンが
如何なるものであったかの詳報場面のフィルムと共に国中に流すのだ。
NHKに匹敵するABCも「熱心に」これを報道する。
週末のAFLゲームの暴力沙汰騒ぎが、週明け月曜日の裁定に至る
まで繰り返し流される。
この十年一日の報道が、子供達に影響を及ぼし豪州の国民性の形成
に如何に寄与しているか、恐ろしい現実があると思うが収まる様子は
見えていない。
ここぞの場面で、熱くなることはスポーツでは佳くある。熱くなることと
挙げ句に暴力に訴える、それが恒常的な状態に陥ったときスポーツの
枠からはすっかり、はみ出すのだ。
日本のスポーツ界には、そういう現象を観たく無いと願っている。
北京オリンピック派遣豪州水泳チームでバタフライ種目出場予定だった
選手の出場停止の裁定が、最近漸く下された。
この裁定は、裁判所にまで持ち込まれ長い時間を費やした結果だった。
問題は、水泳の仲間達とバーに繰り出し酩酊の挙げ句に水泳仲間の
ひとりと諍いを起こし顔面にパンチをくれたというもの。
豪水泳協会の、暴力沙汰事件を引き起こした選手をオリンピック出場枠
から外す決定に不服を唱え、裁判にまで持ち込まれたものだった。
よしんば、北京でメダルの数がひとつ減ったとしても当然の裁定であり
帰結であると思う。
ところがこの裁定に至るまでの経緯を観ると、恰も暴力行為に
及んだ選手を「擁護」するかのような、報道振りが豪メデイアにあった
のだ。
最後に、妥当な終わり方をしたのは、救いだった。
このたぐいの話は、豪州のスポーツ選手の間では、それこそ掃いて
捨てるほどある。
特にオーストラリアン・フットボール、ラグビーリーグ(日本で広く知られる
ラグビーはユニオンであり、リーグとは異なる)などの選手が、酩酊の
あまり(?)暴力沙汰を起こし或いは巻き込まれてメディアに報道される
頻度は呆れるほど多い。
メディアも、これを煽るかのような報道振りがあるのだ。
だいたい、オジーフットボールと呼ばれるオーストラリアン・フットボール
のゲーム自体が、「紛争」「小競り合い」的プレー振りで満ち溢れている。
あちらこちらでAFL(オーストラリアン フットボール リーグ)の
試合が催された週末の後の月曜日には、AFLの裁定委員会が暴力
行為(殴った、ど突いた、タイミングずれの体当たりをくらわせたなど)
の,かどで選手達を呼び出し、罰金や出場停止を一日がかり或いは
数日がかりで決める。
これを毎週、豪州の低俗派メディアが凝りもせずに、暴力シーンが
如何なるものであったかの詳報場面のフィルムと共に国中に流すのだ。
NHKに匹敵するABCも「熱心に」これを報道する。
週末のAFLゲームの暴力沙汰騒ぎが、週明け月曜日の裁定に至る
まで繰り返し流される。
この十年一日の報道が、子供達に影響を及ぼし豪州の国民性の形成
に如何に寄与しているか、恐ろしい現実があると思うが収まる様子は
見えていない。
ここぞの場面で、熱くなることはスポーツでは佳くある。熱くなることと
挙げ句に暴力に訴える、それが恒常的な状態に陥ったときスポーツの
枠からはすっかり、はみ出すのだ。
日本のスポーツ界には、そういう現象を観たく無いと願っている。
ワラビース、開幕のアイルランド戦を好内容で制する
6月14日夜、メルボルンのテルストラスタジアムでニュージーランド
からの新ヘッドコーチを擁する新生ワラビースは18対12でアイル
ランドに勝ち、幸先の佳いスタートを切った。
移民国オーストラリアは、もともとアイルランド系の国民が多いが
今夜のテルストラドームは、まるでアイルランドでのゲームであるかの
ようにアイルランド人の応援の歓声が響き渡った。
短気で、陽気で憎めない国民性で知られるアイルランド人だが、応援では
その評判を裏書きしてくれた。オーストラリア人の国民性を形作る一角を
担っていることは、明白である。
アイルランドはワラビースのお株を奪ったかのオープンに回す「走りの
ラグビー」を展開した。これに対しワラビースは、慌てず忍耐強く
仕掛けられた展開作戦を逆につぶしていった。
新ヘッドコーチの下の新生ワラビースではあるが、モートロック、テキリ、
ギトー、ダニング等のベテラン陣も存在感を示しており、今後の
対フランス戦などで、どのように花開いてゆくものか楽しみだ。
今夜は、拮抗した観衆にとっては楽しめる試合で今後が期待できる
内容であり堪能した。
ワラビーズのキャプテン・モートロックの試合後のコメントは、「攻撃
で連続性が維持できなかった。」「ミスが多すぎた」というもの。
これは、新コーチのロビー・ディーンスが、ワラビースを指導する時間を
重ねると共に是正されるだろうと見られる。
先ずは1勝。幸先佳い出発と捉えたい。
6月14日夜、メルボルンのテルストラスタジアムでニュージーランド
からの新ヘッドコーチを擁する新生ワラビースは18対12でアイル
ランドに勝ち、幸先の佳いスタートを切った。
移民国オーストラリアは、もともとアイルランド系の国民が多いが
今夜のテルストラドームは、まるでアイルランドでのゲームであるかの
ようにアイルランド人の応援の歓声が響き渡った。
短気で、陽気で憎めない国民性で知られるアイルランド人だが、応援では
その評判を裏書きしてくれた。オーストラリア人の国民性を形作る一角を
担っていることは、明白である。
アイルランドはワラビースのお株を奪ったかのオープンに回す「走りの
ラグビー」を展開した。これに対しワラビースは、慌てず忍耐強く
仕掛けられた展開作戦を逆につぶしていった。
新ヘッドコーチの下の新生ワラビースではあるが、モートロック、テキリ、
ギトー、ダニング等のベテラン陣も存在感を示しており、今後の
対フランス戦などで、どのように花開いてゆくものか楽しみだ。
今夜は、拮抗した観衆にとっては楽しめる試合で今後が期待できる
内容であり堪能した。
ワラビーズのキャプテン・モートロックの試合後のコメントは、「攻撃
で連続性が維持できなかった。」「ミスが多すぎた」というもの。
これは、新コーチのロビー・ディーンスが、ワラビースを指導する時間を
重ねると共に是正されるだろうと見られる。
先ずは1勝。幸先佳い出発と捉えたい。
アイルランド戦に臨むワラビース
今夜(6月14日)メルボルンでワラビースはアイルランド
戦を闘う。
先週末、アイルランドはニュージーランド・オールブラックス
に11対21で負けている。負けはしたが、彼らの「フィシカルさ」
(闘争的プレースタイル)は、ワラビースにも向けられるものと
見られている。
先の敗戦の悔しさを、今度は新生ワラビースにぶつけてくるのだ。
フォーワードの頑張りで、ワラビースのランニング・ラグビー
を阻止してくれようとする筋書きのようだ。
クリス・レイサムの抜けた後、ワラビースのフルバックは、
キャメロン・シェファードだ。 前ヘッドコーチで日本人の
血が半分混じるエディ・ジョーンズは、キャメロン・シェファード
の「フィシカル」戦での弱さを指摘している。
ワラビースは、「攻撃的ラグビー」には、等しく「攻撃的ラグビー」
で応える。但し低次元プレーには陥らない、怒りを伴うことのない
「冷静」なラグビーでぶつかるとの意気込みなのだ。
高まるワラビースの意気込みで、対アイルランド戦がどのように
展開するか興味津々である。
テストマッチ間は、通常2週間をおくが、今回のアイルランドは
その点で不利な状況にある。ただシーズン期間のどこかでは思うに
任せずプレーヤに負荷が架かるスケジュールがでてしまう。
今夜(6月14日)メルボルンでワラビースはアイルランド
戦を闘う。
先週末、アイルランドはニュージーランド・オールブラックス
に11対21で負けている。負けはしたが、彼らの「フィシカルさ」
(闘争的プレースタイル)は、ワラビースにも向けられるものと
見られている。
先の敗戦の悔しさを、今度は新生ワラビースにぶつけてくるのだ。
フォーワードの頑張りで、ワラビースのランニング・ラグビー
を阻止してくれようとする筋書きのようだ。
クリス・レイサムの抜けた後、ワラビースのフルバックは、
キャメロン・シェファードだ。 前ヘッドコーチで日本人の
血が半分混じるエディ・ジョーンズは、キャメロン・シェファード
の「フィシカル」戦での弱さを指摘している。
ワラビースは、「攻撃的ラグビー」には、等しく「攻撃的ラグビー」
で応える。但し低次元プレーには陥らない、怒りを伴うことのない
「冷静」なラグビーでぶつかるとの意気込みなのだ。
高まるワラビースの意気込みで、対アイルランド戦がどのように
展開するか興味津々である。
テストマッチ間は、通常2週間をおくが、今回のアイルランドは
その点で不利な状況にある。ただシーズン期間のどこかでは思うに
任せずプレーヤに負荷が架かるスケジュールがでてしまう。
世代交代のワラビース・ラグビー/
2008年度テストマッチ幕開け戦
2008年度に15戦予定されているオーストラリアのラグビー
テストマッチは、6月14日(土)にメルボルン テルストラ
ドームで第1戦の対アイルランドに臨む。
世代交代が進むワラビースは、2週間ほど前にニュージーランド
から新しいヘッドコーチにロビー・ディーンを迎えた。
新生ワラビースは、ランニング・ラグビーを目標としているが
ロビー・ディーンは、オールブラックス代表の他カンタベリー
でフルバックの経験に加え、スーパー12時代と14の双方で
クルセーダーチームをコーチとして合計5回も優勝に導いた輝
かしい実績を持つ。
オーストラリアのメディアからは、今のところこの新任ヘッド
コーチは決して温かく見守ってもらえてはいない。両国間には
ラグビーに絡んでは、まことに強烈なライバル意識がある。
ワラビースはこれまで幾度と無くオールブラックスに苦杯を
舐めさせられているからだ。そのライバルからヘッドコーチを
迎えたワラビースは、世代交代に臨む決意を示したといえる。
キャプテンを務めるベテランのモートロック選手は、新コーチ
とは、漸く人間関係を築いたくらいだと報じられるから、第1
戦での責任は殊に重いだろう。
対アイルランド戦では、ワラビースは4人の新メンバーを含め
ている。そのうち二人が先発出場とされるが、新世代ワラビース
の門出を大いに期待したい。
この観戦記は、なるべく早くに書きたい。
2008年度テストマッチ幕開け戦
2008年度に15戦予定されているオーストラリアのラグビー
テストマッチは、6月14日(土)にメルボルン テルストラ
ドームで第1戦の対アイルランドに臨む。
世代交代が進むワラビースは、2週間ほど前にニュージーランド
から新しいヘッドコーチにロビー・ディーンを迎えた。
新生ワラビースは、ランニング・ラグビーを目標としているが
ロビー・ディーンは、オールブラックス代表の他カンタベリー
でフルバックの経験に加え、スーパー12時代と14の双方で
クルセーダーチームをコーチとして合計5回も優勝に導いた輝
かしい実績を持つ。
オーストラリアのメディアからは、今のところこの新任ヘッド
コーチは決して温かく見守ってもらえてはいない。両国間には
ラグビーに絡んでは、まことに強烈なライバル意識がある。
ワラビースはこれまで幾度と無くオールブラックスに苦杯を
舐めさせられているからだ。そのライバルからヘッドコーチを
迎えたワラビースは、世代交代に臨む決意を示したといえる。
キャプテンを務めるベテランのモートロック選手は、新コーチ
とは、漸く人間関係を築いたくらいだと報じられるから、第1
戦での責任は殊に重いだろう。
対アイルランド戦では、ワラビースは4人の新メンバーを含め
ている。そのうち二人が先発出場とされるが、新世代ワラビース
の門出を大いに期待したい。
この観戦記は、なるべく早くに書きたい。

