旧「メルボルンに暮らす団塊世代が伝えるオーストラリアのゴルフ周辺見聞記」を拡大して、「…スポーツ周辺見聞記」 と改題しました。サッカー、ラグビー、競馬など手を広げます。お楽しみに。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポーツと国民性 オジー フットボール
スポーツと国民性 オジー フットボール
 私の住む豪州メルボルンを中心にAFL(オーストラリアンフット
ボール)別称オージーフットボールが大きな人気を博している。
ルール自体は可成り単純のようで楕円形(オーバル)の競技場の
両エンドに4本の柱がそれぞれ立っており、真中の2本の間を
ボールが通過すれば6点、外側の2本を通過なら1点の得点だ。
蹴られたボールをダイレクトキャッチすればフリーキックが与え
られる。ボールは蹴るか、さもなくばコブシで打ち出し味方に渡す
かのどちらかだ。

日本へも数回エキジビジョンマッチで訪問しているから観た人もいる
ことと思う。但、日本には専用のオーバルが存在しないため、ドーム
の野球施設で代用したが広さが十分でなく、また芝生のグランドで
なければケガなどを怖れ、本来の醍醐味である空中戦の妙は期待す
べくもなかっただろう。

 ラグビーユニオン(リーグではなく、日本でもプレーされている
ラグビーと同じもの)が盛んな州は、NSW(ニューサウスウェールス)
とQ'LAND(クイーンズランド)それぞれの首府はSydneyとBrisbaneで、
メルボルンのあるヴィクトリア州とアデレードの南オーストラリア州、
パースの西オーストラリア州は、歴史的にAFLの牙城なのだ。
ラグビーユニオン好きの人間としては、住む州を間違ったと云える。

 さてそのAFL、スポーツの筈なのだが常に小競り合いがグラウンド
のあちこちで起きている。ボールを競い如何に有効に飛んでくる
ボールの下に素早く入り込みキャッチするかのためなのだろうが、
ボールが遙か遠くにある段階から肩や肘はては胴体をつかって「衝撃
を与え合う」のだ。

 この結果既にして選手間の緊張が高まっているところへボールが飛
んでくれば、まるで公然とド突き合う。ボールを巡ってのことならラ
グビーと同じで理解できるが、ノーボールでのド突き合いが常のこと
なのだ。これでこじれると両軍の選手が入り乱れ組み敷いたり押し合
いへし合いとなる。

 この結果はお決まりで週明けの月曜日にトライビューナルと称され
る判定委員会のお白州で裁かれ罰金や出場停止(○○週間)の裁可が
下されることとなる。

 スポーツに暴力と判定委員会が恒常的に折り込まれているのだから
異常としか云いようがない。日本の相撲で横綱の土俵態度に品格が
欠けるであるとか、礼に始まり礼に終わることの徹底が不十分と
云われたりすることとは雲泥の差である。

 人気のあるスポーツを観察すると、その土地の人間の傾向を垣間
見ることができると仮定するなら、メルボルンの現状は心寒い。
病院の優しい顔をした患者サービス担当の女性マネジャーが、
「あの緊張感もAFLの楽しさの一部よ」と云ってのけてくれたのには
驚くばかりだが、幼少の頃から「そういうものだ」と思って観戦して
いればスポーツの何たるかの理解に歪みが生じるのだろう。

 また、小競り合いは観客席の応援チームの違いでも起きる。
豪州ではこういった状況下に叫ばれる所謂 Swear Words (卑語)
は数多く種類に富むから実にカラフルなかけ声が飛び交う。日本語
に訳すのは憚るものが多い。

豪州人の名誉?のために付け加えると、卑語に富むのは英語だけ
ではなくて、イタリア語、ギリシャ語もそうだという。豪州では
いろいろな言語が飛び交うのだ。

 スポーツは国民性を反映するものがある。日本は、まだ興奮の
抑制が利いているのだろう。野球やサッカーなどではルールがまだ
機能している。
但し相撲などは、国技と云えども、勝ちを誇ったり負ければ花道の
座布団を蹴り上げたりする「蒙古相撲の世界」を観戦するような
状態にならなければよいがと危惧している。
スポンサーサイト

テーマ:★ラグビー★ - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。